濃い三日目が終わり、四日目の朝。
結構冷え込むが、シュラフに包まっているとぜんぜん大丈夫だ。
ただ、ちょっと腰が痛い。

昨晩、ルートを検討した結果、高千穂→峠越えを決行することにした。
しかし、この作戦は失敗することとなる。地図では高低は良くわからないため、非常に苦戦した。
あと、国道細い。

朝6時半、阿蘇を出発する。阿蘇をもう一度越えて、昨日の月廻り温泉の脇の道を高千穂に向かい走る。

高千穂までの道は非常に走りやすく、1時間弱で高千穂の道の駅に到着した。
高千穂峡は阿蘇に比べるとちょっとしょぼい。
と、まぁここまでは計画通りだった。


ここから峠を越えて霧島へ一気に南下する予定だった。
しかしこの峠、超厳しい峠道だった。

阿蘇を走って俺は勘違いをしていた。
九州のすべての道が完全に整備されているわけではなかったのだ。

舗装はされているが、1車線、路肩がところどころ弱っている国道が50キロ以上も続くとは・・・。


バイクではすれ違いは簡単だが、車ではかなり大変な道だと思う。
ていうか、対向車はどこに向かっているんだ?20キロ以上もわき道も民家も無かったのに・・・。
とにかくDRだとガソリンが不安。50キロスタンドがないとやばいと思う。
ガス欠は命取りだ。押して帰れる距離じゃない。山道だし。
地図で見るより遥かにハードな国道だった。右は山、左は断崖の一車線道。
予想を遥かに上回る時間を消費し、やっと宮崎の街に到着したが、今度は雲行きが怪しい。



南下を開始したところで雨が来る。最初はカッパを着るか迷ったくらいの雨だったが、
30分で本降りになった。つーか、スコール。ブレーキの効き甘くなるし、視界が取れないため
大ブレーキ。鹿児島に行こうとしていたのだが、無理と判断。
霧島で宿をとることにする。カッパ着てても全身ビタビタで30キロ走る。寒い。風邪引くって。
日当山付近の風呂屋であったまる。番頭のおばちゃんと客のじいさんが話しかけてくれた。
1500円の宿があると教えてくれたので探してみたが、かなり怪しそうだったので普通の宿を探す。
この頃には雨はほとんど止んでいた。

日当山の素泊まり3500円の民宿があったので空いてるか聞いてみる。
後一部屋で空いていた。あぶねー。やたら広い部屋だったが問題なし。
疲れていたのですぐに寝た。ちょっともったいないけど雨は疲れる。

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