夏の福井と京都へ〜AIR その2〜

はじめに

結論。若狭湾はめっちゃきれい。

真夏の福井と京都に行って来ました。理由は敦賀ってどこだと思ったからです。
というのは表向きで、某橋梁を見に行きたかったからです。
そんなわけで福井ツーリングのはじまり、はじまり。

さて、関西の人はともかく、関東人は敦賀ってどこだっけ?となるでしょう。
敦賀は福井県です。福井県は、石川と京都と滋賀に挟まれた、若狭湾に面している海のきれいな県です。
敦賀の位置は、琵琶湖の一番上からもうちょい上に行ったところというとわかりやすいでしょうか。

1日目

ETCの深夜割引狙いで午前3時半に出発。午前0時から午前4時までは高速料金は約半額。
昔は距離制限100kmがあったけど今はなくなったみたい。
引っ越してから高速への便は非常に良くなって、大井松田ICからすぐ東名に。
今回は、大井松田から滋賀の大津まで行く予定だったので、通常料金6750円のところが3400円。
高速1000円があればなぁ。。。
高速料金検索なんかでルートを調べると所要時間が出てくるけど、電車と違って自分で運転するので休憩時間は十分見積もるべき。
仮に電車で行ったとして、在来線+新幹線を使った場合、小田原〜大津だと12320円で3時間半くらい。
FZ1は3回給油で5時間で着いたので、1700x3(5100)円+ 3400円 = 8500円。
※レギュラーならもっと安い。え?FZ1国内仕様はレギュラー指定?そんなことわかってます!ほっといて!
休憩はSA寄りまくったので1時間以上休憩してる。
軽自動車も高速料金は変わらないけど、所要時間と燃費を考えると軽なら電車に利があるかも。

各SAはお盆前とはいえ、夏休みシーズンということもあり、朝早くのSAは家族連れワンボックスが多数。
ゴミ箱も車中泊の人が捨てたゴミで溢れかえっている。
まずは、一番近くの足柄SAでマシンチェック。高速でのパンクが一番こわいので確認。

今回は初新東名で名古屋まで。夜明け前なのでめっちゃ暗い。
昼間走ると気づかないけど新東名は結構な区間、道路照明が少ない。
夏とはいえ、4時はまだ真っ暗。4時40分くらいから明るくなってきたので慎重な運転が必要だ。


とりあえず、清水PAに寄ったらMotoGPのマシンが展示されていた。

店は当然まだ開いていない。
鈴鹿8耐へ向かう人と話す。そういやTwitterでも鈴鹿に向かってる人がいたわ…。
鈴鹿は伊勢湾岸自動車道が混んでなけりゃ近い気がする。

そんな感じで走っていたら道を間違えて名神に乗ってしまった。
めっちゃ遠回りじゃないっすかー。

関が原、米原とか無駄に通って第一の目的地大津へ。このまま高速で敦賀に抜けても良かったけど大津に行きたかった。
いま話題の大津市に降りて普通の朝食。大津のICのレストランは琵琶湖を一望できる。

大津は開けてる街。琵琶湖に面しているがかなり暑く、交通量も多いので走っていてもあまり楽しくない。
走ってたら近江大橋を渡ろうとしていた。有料じゃん!と気づいた時には時既におすし。
大津市から守山市へ。てかこっち来てもしょうがないのでUターン。200円損した。。。

大津市少し回ろうかと考えていたのだけれど、暑いし車多いし止める場所ないしで早々に脱出。
大津市は電車バスで回ったほうが断然いいです。
琵琶湖沿いの161号を延々と走る。混んでて暑くて眺めもいまいちという苦行。
途中から西大津バイパスというタダのバイパスに乗ったらここも渋滞。
だんだん高速で敦賀に抜ければよかったとの思いが強くなりつつ、敦賀まで繋がってそうな標識が出ていたはずのバイパスが途中で途切れる。なんという詐欺。
湖西線の比良駅あたりでプッツリと途切れている詐欺バイパスの終点は大渋滞しているので車の人は乗らないほうがいいかも。

このあとは特に「!」が出るような景色もなく161号を延々と走る。
道の駅あどがわあたりまで来ると道がだいぶ空いてきた。
ただ、かなり暑い。道路の照り返しとFZ1の排熱を受けながら真夏にゆたんぽ抱き状態で走る。
曇っていたのだがとにかく暑い。
道の駅あどがわにはバイク多数。161号線は琵琶湖を過ぎたあたりから道の広い快適な山道になる。
スキー場もちらほらあるが、夏のスキー場はただの荒地。下はホントに荒地。


正直、琵琶湖沿いの道は混んでてあんまりおすすめできない。高速なら名古屋〜北陸道の木之本あたりで
降りたほうが気持ちいい道かもしれない。

161号で20台くらいバイクとすれ違ったけど、ピースやってくれる人が多い。
鈴鹿行きの人たちだったのかな?
161号を突っ切ると敦賀に突き当たる。ちんたら走っていたので敦賀に12時半に到着。
とりあえず適当に走っていると原電行きの標識があったので、高速増殖炉もんじゅへ。

もんじゅに行く途中は海水浴場になっていて、凄く眺めがいい。
特にダイヤ浜は人気の海水浴場らしく大混雑だった。
けど。。。目の前が原発なのがちょっとねぇ。こんな感じ。

あと、ダイヤ浜は真っ白な砂だが、直前の海水浴場は普通の砂。景色はどちらもキレイです。

敦賀付近は下調べもしてなかったので適当に周っていると、三方五湖とレインボーラインっていうのがあるらしい。

気になったのでレインボーラインに乗る。
レインボーラインは敦賀を一望できる有料道路。山頂へはリフトで行ける。
山頂は三方五湖と若狭湾が一望できる絶景。で、恋人の聖地。鍵がいっぱい。
なんということだ。空いてて良かった。

身も心も傷ついたので敦賀に宿をとる。趣もなくビジホ。

敦賀駅前は松本零士の作品のブロンズ像がいっぱいある。
メーテルと鉄郎が。行くわよネジ。

バイクで走るのは集中力的にちょっと危なくなってきたので、電車に乗って福井に行ってみる。
敦賀で特急サンダーバードが遅延していて、駅員さんがサンダーバードサンダーバードと連呼しているのが少しおもしろかった。
電車は2両編成。敦賀を出るといきなり7キロくらいずっとトンネル。
小一時間ほど走ると福井につく。意外と遠い。
土産でも買おうかと思ったら何もなかった。タミヤのグランプリがやっていた。
福井は市電が走っている。雪国ですな。

なんか何もないので、福井駅の近くのアオッサという、なんだかよくわからない名前のデパートみたいなところの中華屋で飯。うまい。
ご当地ものの店はなんか微妙だったので、中華屋で唐揚げラーメンセットに。
福井〜敦賀間の電車は一時間に数本出ている。
九頭竜線のディーゼル電車が発車していったのだが、ヨタヨタだった。

敦賀に帰ると濃霧が。暑すぎるのか。

2日目

6時半に起きて朝食。7時10分に出発。
まず、前回富山に来た時に行けなかった東尋坊に向かう。
東尋坊へは海岸沿いを走る305号線が非常に良い道。

こんな感じ。海岸沿いを快適に走れる。

一時間ほど走ると東尋坊に着く。案外遠い。

東尋坊はバリバリの観光地。バス観光客がいっぱい。土産物屋もいっぱい。
変な形の東尋坊タワーがそびえ立つ。何という昭和デザイン。

エレベーターで登ると景色は非常にいい。展望台も結構広い。

東尋坊の話は救いがないが。。。

ひと通り見て、うまそうな店で昼飯。
うに丼ウマー。

東尋坊で坊さんが投げ落とされてるTシャツを土産に買って目的の丹後へ。
東尋坊のぬこ。

途中メガネフレームメーカのシャルマンってとこを見てみた。マイメガネ。

福井はメガネの老舗が多いことでも有名。
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/chisangi/megane/meganesangyo.html

8号線を走って敦賀、オバマと抜ける。
途中、瓜割の滝というのがあったので寄ってみる。
小さい。最初滝を探してしまった。

水は独特な後味でおいしいです。

どんどん暑くなって道端の温度計が35℃。車の流れはいいのにバイクの水温も95℃から下がらない。

大飯原発があったので門の前を見学。タクシーが2台入っていった。
パトカーも警戒しててなんか怖いです。

大飯原発のすぐ裏の漁港。ここも眺めは非常にいい。

寄り道してたら夕方になってしまったので、東舞鶴に宿。駅前ビジホ。
荷物をおいて、目的地へ。

うおお、ほんとにあった!AIRの美凪列車の通る由良川橋梁。
舞鶴側から来ると独特な存在感がある。

もうひとつ回りたかったので電車を待たずに東舞鶴へ。

TVアニメ版ゴール直前の背景のとこ。
げるるんジュースは売ってないので普通にお茶買いました。
海沿いではないのであまり雰囲気はないかも。


しかし熱い。暑いじゃなくて空気が熱い。
観鈴ちんは熱中症でゴールしたんじゃないのかってくらい暑い。
というわけで今回は(も?)AIRでした。すいません。すいません。
目的達成。あちい。
舞鶴は赤レンガ建物や航空自衛隊基地があるので幅広い層におすすめ。

3日目

3日目はもう帰宅。既に総走行距離は1100キロを超えている。
ここまで来たので天橋立と丹後半島を見て帰ろうと思い天橋立へ。

由良川橋梁から20分くらいで天橋立。途中は海沿いを走る快走路。

天橋立は観光名所。めっちゃきれい。
そのまま海へ飛び込みたい衝動にかられるが、海沿いを裸足で歩いて我慢して次へ。


ニット帽をかぶった地蔵が。

灯台が丹後半島の先にあったので行ってみる。経ヶ岬灯台。
駐車場はあったけど灯台がない。400m先という看板と階段がある。。。気温は35℃。

行くしかねぇ。
ひいこら言いながら汗だくで登るときれいな灯台が。中には入れません。

灯台周辺には自販機もない。売店も潰れているので飲み物はないので注意。
熱中症には気をつけましょう。

最後にあしぎぬ温泉という温泉があったので寄る。水風呂癒されるわぁ。

帰りは京都縦断道路で京都まで出て伊勢湾岸自動車道を使って帰宅。京都市街は暑くてたまらんのでとっとと脱出。
総走行距離1790キロ。なかなか走った。

結論:京都弁の店員さんはかわいい。
あれ?結論が。。。

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